申し込んだツアーは地元発着のものなので、この日は迎えのバスに乗り北上出発。予定発車時刻は８時20分なので、前日のツアー会社との打ち合わせ通り10分前から待つが、バスが遅れて来た為25分出発となる。
北上では５分の遅れだから、まぁ大した事はない。しかし次の乗車地、また次の乗車地と移動する度に時間はずれて、古川の駅で待っていた一人で参加の男性客は、連絡もないまま予定時刻を過ぎたバスを雨の中荷物を抱えて30分も待つ羽目になったのだった。気の毒な話である。
途中、福島県安達太良のＳＡで昼食を取り、ちょっとした客同士のトラブルがありつつもバスはホテルにＰＭ５時40分到着。この日の宿泊先はホリディ・イン・東武成田。午前出発便利用の為の宿である。
ツアー料金に含まれているとはいえ、１泊素泊りで17000円の部屋に泊まるのは初めてであった。室内は広く暖かで、下着や靴下などの洗濯物の乾きが早い
私は旅行の際着替えも含めて荷物を多く持ち歩かない。故にホテルでの洗濯はほぼ毎日行うのである。他はともかく、この点はありがたかった。
洗濯を済ませ、大きなベッドで暫し横になっていると少し空腹になった。ツアーのオプションになっているバイキング形式の夕食（税・サービス料抜きで3200円）はパスしたので、自分で店を選び何か食べねばならない。が、しかし、これが高い！
ホテル内のレストランという事もあるのだろうが、どれもこれも高い！ 君は、ラーメンや雑炊に2000円以上も払えるか？ の世界である。
日頃朝食代込みで6500円のビジネスホテルを利用している身としては、こんな高い料金を払って食事をするのはしゃくである。けれどここは成田。いつものビジネスホテルではない。
結局やむを得ず、中華レストランへと足を踏み入れ、牛肉と中国野菜の雑炊、海老とキノコの炒め物のセットと、ジャスミン茶を注文する。しめて税込み2425円なり。
はっきり言おう。この店で安いのはジャスミン茶のみであると。ポットにドンと気前良く入れてよこして300円。とても一人では飲み切れない量である。必死で４杯飲んだが、ポットの中にはまだたっぷり残っていた……。くくく、くやしいっ！ 雑炊と炒め物は、高いだけあって美味だったが、レシートを受け取った私は目眩を覚えた。５％の消費税に10％のサービス税。合計15％も税金がかかるのである！
成田、ここは日本であって日本ではなかった。15％の税金の恨み、私は忘れないぞ。残したジャスミン茶の量と共に！
ちなみに、朝食のバイキング料金は1800円（税抜き）だそうな。掛けるところの税金15％、イコール料金額は……。ふっ、やだねぇ☆
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